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飼育水〔水場の水〕(爬虫類・両生類)

概要

●両生類は水に強く依存している動物で、飼育する水場の水を特別に調節して用意しなければなりません。しかし、爬虫類の多くは、我々が普段飲んでいる水道水や井戸水を使用して問題ありません。特に気になるならば、調節した水を使ってください。

●両生類では、水質としてpHの調節や有毒物質の除去が重要でし。水のpHも、6.5~7.5が理想で、極端な酸性は有害になります。酸性の水は幼生の外鰓に障害を生じます。また、水道水を使用する場合、消毒用の塩素が動物に対して有害なため、残留塩素を除去してから使用するべきです。

飼育水

●塩素を水道水から除去する方法はカルキ抜きと呼ばれています。水道水に含まれる塩素は、人体には影響が出ない程度の含有量ですが、鰓で呼吸する動物では有害です。カルキ抜きしていない水は、熱帯魚では鰓に付着すると呼吸がしにくくなり、両生類は肺呼吸や鰓呼吸以外にも皮膚呼吸をするため、障害が起こることが十分に考えられています〔池田 2005〕。
●カルキ抜きの方法は、ハイポ(ハイポとはチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)のことを指す)を水に溶解する、あるいは液体のカルキ抜き剤(塩素中和剤)を使用する方法があります。他に水道水を1日~2日程汲み置きすることでもカルキは抜けます。汲み置きの場合、日陰よりも屋外の日光のあたる場所に置いておく方が効果的です。その他、沸騰させてカルキをとばすという方法、あるいは塩素を除去できる浄水器を使用することができます。

ハイポ

参考文献

■池田純.18.有尾類の飼育.これからの両棲類学.松井正文編.裳華房.東京.p216-226.2005