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劣性致死遺伝子(哺乳類)

概要

ハムスターやマウスでは毛色や模様によっては致死遺伝子というものを持っており、同じものを交配することが禁じられています。致死遺伝子とは、その遺伝子を持つ動物を死に至らしめる遺伝子のことです。劣性の遺伝子をヘテロ(※1)に持った場合、体のどこかに異常はあっても致死作用は劣性として働くため致命的にはなりません。しかし、その同じ形の遺伝子をホモ(※2)でも持った個体は死に至ります。致死作用は、胎児期に発現すれば胎児のうちに死亡して、流産や死産となります。成長してからでも、発現すれば重病を罹患し死に至ったり、正常な外見で生まれてきても不妊であったりします。

表:代表的な劣勢致死遺伝子を持つ動物の品種

動物種 カラー
ゴールデンハムスター ライトグレー、ドミナントスポット、ダルメシアン、サテン
ジャンガリアンハムスター パール、プディング、インペリアル
キャンベルハムスター パイド
マウス イエロー
チンチラ ブラックベルベット、ブラウンベルベット、ホワイト、パイド

※1:ヘテロ:遺伝学において、二倍体生物のある遺伝子座が Aa、Bb のように異なった遺伝子からなる状態のことで、ヘテロ接合型と呼ばれています。

※2:ホモ:遺伝学において、二倍体生物のある遺伝子座が AA、aa のように同じ遺伝子からなる状態のことで、ホモ接合型と呼ばれています。