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ウサギの飼育

Rabbit

●ウサギとはウサギ目ウサギ科に属する動物で、全身が柔らかい毛で覆われ、耳が大きい特徴があります。
●日本でも野生のウサギをみることがありますが、野生のウサギはノウサギ科に属しており、ペットで飼われているウサギとは異なります。ノウサギは耳と足が大きくて、ペットのウサギよりお大きく、性格的にも人に馴れません。最も大きな違いは染色体の数が異なりますので、ノウサギとペットのウサギは交配して、子供をつくることができません。

ペットのウサギとノウサギは違う動物です

●ペットのウサギは、アナウサギ科のヨーロッパアナウサギを家畜化したものがオリジナルといわれています。ヨーロッパアナウサギは、フランスやイベリア半島(スペイン,ポルトガル)、アフリカ北西部に生息していました。

ペットのウサギはアナウサギ

●紀元前数世紀にフェニキア人(イベリア半島に住んでいた民族)は、イベリア半島を Szpan (ウサギという意味)の国と呼び、これが今のスペインの語源になったといわれています。中世には生息地域がヨーロッパ中に広がり、食料や毛皮などのために 人間の手によって海を越えてアメリカやオーストラリアにも移入されています。移入先の環境の破壊や在来種との競合が問題で、世界の侵略的外来種ワースト100 日本の侵略的外来種ワースト100の動物に選ばれています。

スペインの国名の語源は「ウサギの国」

● ウサギは実験動物でも使われてきましたが、近年ではペットとしての飼育頭数が増え、優しくて温和な性格であるため、学校や公園などでの情操教育として飼育するペットとしても勧められています。
ウサギ屋外飼育  ウサギ屋外飼育
●本サイトで使用するウサギという言葉は、ノウサギでなくアナウサギを意味します(以下同)。

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1分類・生態

1-1分類

ウサギ目(重歯目※)ウサギ科アナウサギ属
学名Oryctolagus cuniculus
英名:Rabbit
別名:カイウサギ
※ウサギは上の前歯の裏側に小さい歯が重なって生えているため、昔は重歯目と呼ばれていました。
ウサギ小切歯

前歯が重なっています

1-2分布

スペイン、ポルトガル、モロッコ北部、アルジェリア北部(人為的にヨーロッパ各地を含め、オーストラリアやニュージーランド、日本などへ移入されています)

1-3身体

●頭胴長:38~50cm
●尾長:4.5~7.5cm
●体重:1.5~3.0kg
●毛色:背中は灰色~茶褐色で、お腹は明灰色をしています。

1-4生態

環境:草原や森林、草木のある丘陵地帯に棲息しています。
行動
・夜行性で、昼は巣穴の中で休み、夕方から活動を始め、数へクタールの行動範囲を持っています。
・群居性があり、1頭のオスに複数のメスの一夫多妻制からなる2~8頭のコミュニティで生活をしています。

「cuniculus wild warren」の画像検索結果

https://www.pinterest.jp/pin/518054763370008420/

 

 

 

 

 

 

 

・群れの中では、しっかりとした序列があります。オスは序列の優劣を競って喧嘩をします。序列の高いオスは群れの中の多くのメスと交尾ができます。また、群れの中で新しいウサギが生まれると、メスはそのまま群れに残り、オスは序列争いでリーダーになるか、負けると群れから離れて、新たにコミュニティを形成します。
・巣穴はワレン(Warren)と呼ばれ、巣穴は巣やトイレなどに分別され、複雑な形をしています。
・野生のウサギはイタチ、キツネ、コヨーテ、オオカミなどの哺乳類、ワシ、タカなどの猛禽類のエサとなる被捕食動物(食べられてしまう動物)となり、食物連鎖の底辺に位置しています。

ウサギは自然界では弱い動物です

食性:草食性で、通常は水分の多い葉を好みますが、冬など環境が苛酷であると茎、根、枝や樹皮なども食べています。

寿命:5~7年(10 年を超すウサギも数多くみかけるようになりました)

目指せ10歳!

2品種

●ペットのウサギは1800年代にオランダなどで品種改良が進み、体型、毛の長さ、毛並みや毛色などで細分化され、多数の品種が作られましたす。ラビットショーを主催している欧米の団体が新品種を認定して、詳細なスタンダード種の基準も定められ、小型種から大型種まで、現在約150 種以上の品種が知られています。
●血統書のあるウサギには耳にイヤーナンバーの入れ墨、あるいは足環がついています。
ウサギイヤーナンバー  ウサギ足輪

ウサギの品種は150種以上

●垂れ耳のウサギはロップイヤーと呼ばれます。アメリカン・ファッジー・ロップ、ホーランド・ロップ、ライオン・ロップ、イングリッシュ・ロップ、フレンチ・ロップ、ヴェルベッティン・ロップなどの品種が流通しています。

小型種

ネザーランド・ドワーフ

オランダでつくられた小型のウサギで、体重は0.8~1.2㎏です。英語ではネザーランドはオランダを指し、ネザーランド・ドワーフはオランダの小型種という意味です。丸い顔と極端に短い耳が特徴です。しかし、可愛らしさとは反対に、性格は活発で、わがままな面もあるために、人に馴れるのに時間がかかり、多くが抱っこを嫌います。ピーターラビットのモデルになったウサギで、。ペットショップでは、ネザーランド・ドワーフと交配した雑種や派生種などをピーターラビットやミニウサギとして販売しています。
ネザーランドドワーフ  ネザーランドドワーフ

ネザーランド・ドワーフは可愛い顔したやんちゃなウサギ

ドワーフ・ホト

ドイツでつくられた小型種で、体重は約1.5kgです。全身は純白ですが、目の周りに黒色のアイバンドが入ります。性格は好奇心旺盛で、かなり人懐っこいです。
ドワーフホト  ドワーフホト

アメリカン・ファジーロップ

アメリカでつくられ、体重は1.5~2kg、他のロップイヤーと比べれば、やや小型で、丸い体つきをしています。長い垂耳で、ふわふわで長めの毛(約5cm)を持っており、ファジーと称されるのにぴったりです。潰れたような愛嬌のある顔で、性格は優しく穏やかで、好奇心旺盛です。触られたり、抱っこされることを好みます。一部では通称アメファジなどと呼ばれ、ブリーダーも多い人気のある品種です。
アメリカン・ファジーロップ  アメリカン・ファジーロップ

縫いぐるみのようなアメリカン・ファジーロップ

ホーランド・ロップ

オランダでつくられ、体重は約2㎏です。ホーランドはオランダの俗称で、オランダの垂れ耳種とい意味です。頭頂部から後頭部にかけてクラウンと呼ばれる毛の盛り上がった部分があります。性格は好奇心旺盛で、愛嬌があります。
ホーランド・ロップ  ホーランド・ロップ

抱っこにぴったりホーランド・ロップ

ジャージー・ウーリー

アメリカでつくられた長毛の小型種です。顔の毛は身体の毛よりも短く、体が丸くふっくらしてみえます。性格は控えめでのんびりしています。体重は約1.6kgです。
ジャージー・ウーリー

のんびり屋のジャージー・ウーリー

中型種

ミニ・レッキス

ミニ・レッキスはフランスでつくられたのレッキスとネザーランドドワーフを掛け合せて、アメリカでつくられました。ミニレッキスは小さなレッキスという意味ですが、レッキスとはフランス語でCastor rex(ビーバーの王)を意味し、ウサギのレッキスの毛皮が、ビーバーのように滑らかであることがその理由です。毛はビロードのような手触りで、艶がある美しい毛並みが特徴です。なお、ヒゲは縮れています。性格は穏やかで、好奇心旺盛です。人馴っこくて物怖じせず、撫でられたり、抱かれたりするのも平気です。ミニレッキスには様々な毛色のタイプがあります。オパール、キャスター、リンクス、ブルーなどが流通しています。体重は1.5~2.0㎏で、肉付きがよい(筋肉質)のも特徴です。

ミニレッキス

キャスター

ミニレッキス

オパール

 

 

 

 

 

 

ミニレッキス

ミニレッキスの毛  ミニレッキスのヒゲ

ペルシャ絨毯のようなミニレッキス

ダッチ

オランダでつくられ、ヨーロッパで古くからペットとして飼われていた品種です。人懐っこいため飼いやすいウサギで、日本でも比較的昔から飼われていました。その時の名残なのか、純潔のダッチよりも、ダッチの雑種が多く日本でみられます。特徴なのは毛色で、白と黒のツートーンカラーをしており、顔は鉢割れで、胴体も前半分が白色で後ろ半分が黒色という組み合わせをしています。体重は1.6~2.5㎏の中型種です。
ダッチ

パンダウサギのダッチ

ヒマラヤン

ヒマラヤ地方でつくられた最も古い品種で、イギリスで品種改良されました。体は白色、目は赤目のアルビノですが、耳、鼻、足だけが黒色という特殊な毛色をしています。顔が細くて筒型の体型をしており、猫のような身のこなしをします。ヒマラヤンというと猫の品種を思い浮かべますが、猫のヒマラヤンに似せてウサギのヒマラヤンが作られました。体重は約2.0㎏と中型種です。性格は大人びていますが、穏やかで人にも馴れます。
ヒマラヤン  ヒマラヤン

猫のようなふるまいのヒマラヤン

ベルジアン・ヘア

ベルギーでつくられ、イギリスで品種改良をされました。中型種の中では最も大きく、体重は3~4.0kgです。細長い体は、背中が大きくアーチを描き、すっと伸びた長い足は、野性味を感じます。性格は人間に媚びずに、怖がることもほとんどありません。
ベルジン・ヘア

野性的なルックスのベルジアン・ヘア

ハレクイン

フランスでつくられた、左右アンバランスな不思議な縞模様の毛色をしています。毛色ははマグパイ(白色と黒色)とジャパニーズ(三毛猫色で白色、黒色、茶色)の2つのタイプがあります。顔は、縦半分に色分けされ、耳、胸と足はそれぞれ顔の色と違うカラーになることが理想とされています。性格は穏やかで、好奇心旺盛でう。体重は約4.0kg前後の中型種です。
ハレクイン  ハレクイン

まだら模様のハレクイン

大型種

フレミッシュ・ジャイアント

ベルギーで食用として繁殖されていた品種で、体が大きくなるように品種改良されました。体重は7~10kgくらいで、体調も1mを超えるサイズになります。性格は温厚で、頭もよいです。体が大きいために、ケージも犬用の大きなサイズが必要となり、エサの量も半端ではありません。これらを覚悟の上で飼ってください。
フレミッシュ・ジャイアント  フレミッシュ・ジャイアント

10㎏サイズのフレミッシュ・ジャイアント

チェッカード・ジャイアント

ドイツでつくられた大型種で、体重は約4.5~5.0㎏です。身体が長くて、背中がアーチを描くスタイルなために、さらに大きくみえます。毛色は、背中に1本の太い黒色のラインが入っていること、口元にバタフライのような黒色の模様があるのが特徴です。野性味を求めて品種改良されたため、性格はとても警戒心が強くて、気性が荒い面があります。

チェッカード・ジャイアント

ジャパニーズ・ホワイト

日本白色種とも呼ばれるアルビノで、全身の毛が白色で、目が赤いです。実験動物のウサギはほとんどが、ジャパニーズホワイトです。毛皮や肉のための家畜としても飼われていたこともあり、一般的な体重は 3~6kgですが、特に大型化するよう品種改良されたものは 10kg を超えることもあります。
ジャパニーズ・ホワイト  ジャパニーズ・ホワイトの赤目

日本代表のジャパニース・ホワイト

中仙ジャンボウサギ(秋田ジャンボ)

ジャパニーズホワイトを秋田県大仙市(旧中仙町)で品種改良した10㎏を超えるくらいの品種で、正式な名前は日本白色種の秋田改良種と呼ばれています。大仙市中仙地区のブランドのウサギで、全国ジャンボうさぎフェスティバルという品評会も開催され、大型化と毛並みの美しさを目指して品種改良と保存が続けられています。地元では、ウサギの肉が伝統統料理として食用もされています。
中仙ジャンボ  中仙ジャンボ

秋田代表の中仙ジャンボ

ニュージーランド・レッド

アメリカでつくられた大型のウサギで、体重は4.0~5.0kgです。ニュージーランド・レッドは、あらゆる大型種のウサギの品種改良に使われています。特徴は大型種にしては珍しい丸顔を持っており、大きく美しい身体、丸いラインが特徴です。性格は一言でいうと少々きついようです。
ニュージーランド・レッド  ニュージーランド・レッド

クールビューティーのニュージーランド・レッド

フレンチ・ロップ

名前の通りフランスでつくられた、垂れ耳(ロップイヤー)の品種です。大型種で、体重は4~5kgですが、肥満になるケースが多いので注意してください。体は大きく、とにかくパワフルですが、スピードは有りません。性格は温和で、人懐っこいです。
フレンチ・ロップ

ジャンボサイズの垂れ耳のフレンチ・ロップ

3特徴

3-1習性

 

●野生のアナウサギは群れで生活をしており、複数で群れることで安心します。また、群れて集団でいることで、天敵をみつけやすいという理由もあるでしょう。
ウサギの集団

群れるのが大好きです

●夜行性で、明け方と日暮れ頃にもっとも活発に活動します。これは天敵から身を隠すための野生での生活パターンで、飼育下では天敵に襲われることがないので、ある程度は人の生活に適応した昼間に行動するパターンになることもあります。
休んでいるウサギ

あなたのウサギは夜型?昼型?

●ウサギは自然界では天敵が多く捕食される動物です。天敵にいつ襲われても即座に逃げれるように、目を半分開いたまま睡ります。しかし、ペットのウサギは横になり、目をつむって寝ています。これは野生の本能がなくなったのでしょう。

●性格は一般的に温和で、人に従順な個体が多く、飼い主を認識することができます。しかしながら、神経質で臆病な面ももち、環境の変化によって拒食を示したり、排泄などに変調サギは極度のストレスで突然死することがあります。そして、軽いストレスでも、慢性的になると、食欲が低下したり、軟便や下痢を起こし、病気になる可能性があります。ウサギの欲求を理解し、ストレスの少ない飼育環境を整えてあげましょう。

ウサギはストレスが大敵

●犬や猫のように鳴くことがないため、コミュニケーションが取りづらいと思われていますが、色々なボディランゲージで意思表示を示しています。

ウサギのボディランゲージを覚えましょう

●お腹を床につけて寝そべっているのは、警戒心を解いて、リラックスしている状態です。
リラックスなウサギ
●鼻先でツンツン突いてくるのは、甘えたい時です。鼻をブゥブゥ鳴らす場合も甘えている時にみられます。
●後足で地面をダンダンと踏み鳴らす(スタンピング:Stamping)のは、仲間に危険を知らせる、怒って威嚇している、警戒している、怖いと思っている時の行動です。

●後足で立ちあがるのは、危険を感じ取った時、面白い物を発見した時の行動です。
探索しているウサギ
●耳をピンと立てたり、ピクピク動かすのは、普段聞いている音とは違う音がして警戒をしている時です。耳はアンテナの役目をし、辺りの様子の変化を探るために耳を動かして音の正体を探ろうとしているのです。
ウサギの耳
●顎を擦りつける行動は、下顎の皮膚にある下顎腺の擦りつけによるマーキング(チンマーク:Chin mark)です〔Donnelly 1997〕。下顎腺のある下顎の皮膚が薄くなっています。ここからの匂いを好きな物や場所にマーキングすることで、「気に入った」という主張をするためです。なお、飼い主の体にマーキングするのは親しみの表現です。
ウサギ下顎腺
●人の手をなめてくるのは、飼い主に対しての好意です。仲のよいウサギ同士も、お互いに舐め合いますが、親密さを深めているのです。
●耳を背中につけるのは、気にくわないことがあった時、怒っている時です。さらに怒ると前足でパンチをしたり、頭突きをします。
威嚇したウサギ
●威嚇または攻撃体制の時は前足で相手を小突くような攻撃をします。

●食器をひっくり返すのは、お腹が空いていたり、退屈である時です。
●毛づくろいに多くの時間を費やし、多頭飼育ではウサギ同士で毛づくろいをしあいます。
●きれい好きで、体全体をくまなく毛づくろいをします。前足を舐めて前足に唾液をつけて顔を洗い、口使って毛についたゴミを取り除きます。
毛づくろいしたウサギ 
●地面を掘る行動は、野生での習性の名残りです。
ウサギの穴掘り
●声帯は発達していないため、声を出すことはまれです。しかし、小さい声で「プクク」と鳴くことがあり、推測ですがこれは「おいしいなあ」「楽しいな」という独り言と思われます。

3-2身体特徴

●補食動物(天敵)から逃避するために、多くの身体の特徴があります。
●耳が大きく体は円筒状で、前足は小さいですが、跳躍しながら歩行するため、後足は発達して大きいです。

●天敵から逃げるために、骨質が薄くすることで体重を軽くしています。体重に対する骨質量は猫の約1/3で〔Donnelly 1997〕、ウサギは骨折が起きやすい理由です。
ウサギ全身骨格  ウサギの骨

骨はおせんべいのように軽くて薄いです

●指の数は前足は5本、後足は4本で、鉤爪になっています。足底には犬や猫のような肉球がみられず、毛で被われています。これは走行中に固い地面をとらえやすくし、クッションの役目をするといわれています。
ウサギの足裏
●ヒゲは重要な感覚器官です。触毛とも呼ばれ、巣穴の中での障害物との接触、風の方向や強さなどを感じとる役目をしています。
ウサギのヒゲ
●大きな耳は音を能率よく集めて、小さい音まで聞き逃さないようにしています。
ウサギの耳
●耳には血管が豊富にみられ、動脈と静脈が走っています。これらの血管から熱が放散して体の熱を逃がしているのです〔Donnelly 1997〕。ウサギは汗腺が発達していないので、汗をかけません。耳での体温調節はとても大切です。
ウサギの耳の血管

耳は音を聞く以外に体温温度もしています

●目が頭の側面に位置していることも、周囲を常に観察したり、天敵を早期発見することに役立っています。
ウサギの目
●マーキングや個体識別のために、下顎腺以外にも、鼠径腺、肛門腺と呼ばれる臭腺を持っています。鼠径腺は陰部の両脇にみられ、分泌物がゴミのように黒褐色の塊としてくっついています。この分泌物がウサギ臭い原因です。この塊は炎症が起きていなければ取る必要はありません。
ウサギの臭腺  ウサギの臭腺

陰部の脇の汚れは臭腺です

●上の唇の真ん中が縦に割れているのは、兎唇(としん)と呼ばれています。鼻をピクピクとさせる様子がみられますが(鼻ピクとも呼ばれています)、これは臭いをかぐ、あるいは意思表示ともいわれています。

●毛の抜け変えは春と秋にみられます。アンゴラ種やロップ種などの一部のウサギの換毛が特異的で、毛が生えている部分と脱毛している部分が同時に発生し、継ぎ接ぎ状やまだら模様にみえます。これをアイランドスキン(Island skin)と呼び〔Hoyt 1998〕、病的な状態ではありませんので安心してください。
ウサギのアイランドスキン  ウサギのアイランドスキン

換毛のまだら模様はアイランドスキン

●乳首は4~5対(8~10 個)あります。第1乳頭はかなり上の方にみられ、肩の下あたりです。
ウサギの乳首
●尾は短く退化して、弓なりのへら型をしています。外観状は体に一体化しているように、丸まってみえます。
ウサギの尾椎
●草食動物であるウサギは、犬や猫の消化管の働きや構造が大きく異なり、低栄養で高繊維の牧草などを消化し、効率よく利用するための特徴を備えています。
●歯は前歯と奥歯があり、全部で28本です。特に前歯は大きくて鋭く、硬いものもかじります。奥歯は、顎関節を亜脱臼させて、切歯で短く切断されたエサを石臼のにような動きで細かくすり潰します〔Cortopassi et al.1990〕。
ウサギの木齧り 
●ウサギの前歯と奥歯は常生歯で (キーワード:常生歯)、生涯にわたり伸び続けます。歯を使わないエサ(ソフトタイプのペレットや葉野菜)を多く与えることで、歯が伸びてしまい、不正咬合の原因になります。
ウサギの頭蓋骨  ウサギの奥歯

前歯も奥歯も一生伸び続けます

●胃は深い袋状の形をしており、食道とつながる噴門部(入口)と十二指腸とつながる幽門部(出口)が接近していて、それぞれの直径が細いのが特徴です。噴門部の筋肉が発達していることもあり、逆流することができないため、ウサギは吐くことができません。

ウサギは吐くことができません

●ウサギの消化器で最も特徴を持つのが盲腸です。お腹の大半を占めるほど大きいです。盲腸にはたくさんの微生物が共存し、繊維の細胞壁を壊し、消化吸収を行う発酵タンクとしての重要な役割をしています。
●薬に対して敏感で、特に抗生物質の内服投与により腸内細菌叢が崩れやすいです。その結果、悪玉菌が増えて腸炎を起こし、下痢や食欲不振がみられます(抗生物質性腸疾患)。悪玉菌が毒素を出して、全身状態が悪化して死亡するようなこともありますので、注意してください。

抗生物質の内服投与は注意して下さい

●糞は硬い球状の形をしており、コロコロしています。糞を割ると繊維の塊で、全く臭いません。
ウサギの硬糞  
●盲腸では盲腸便と呼ばれる柔らかく鈴なり状にまとまった便がつくられ、これにはビタミンと良質なタンパク質が含まれており、ウサギはこれを直接肛門から食べ、再び消化吸収します〔Cheeke 1944〕。
  ウサギの盲腸便  ウサギの盲腸便

●食糞は主に深夜から早朝にかけて行われます。このようにウサギは食物を1度で消化吸収するのではなく、一旦ある程度消化し、盲腸便として排泄、さらにその便を食べることによって完全に消化吸収をします〔Cheek 1944,平川 1995〕。

ウサギは糞を食べます(食糞)

●尿の色は黄色~茶褐色などの有色で、白く濁っています。
●エサや代謝の問題により、尿の色は変化し、これは健康なウサギでもみられます。色の元はポルフィリンやビリルビンの誘導体などの色素といわれています〔Norris et al.2001〕。
ウサギの有色尿
●ウサギは体の中の余剰なカルシウムは主に腎臓から排泄されます。その結果、尿中に多量のカルシウムが含まれるために、尿は白く濁るのです〔Buss et al.1984〕。
ウサギのカルシウム尿  ウサギのカルシウム尿

オシッコは色がついたり白く濁っています

3‐3生殖器・繁殖

●未熟時での雌雄鑑別は生殖孔の形態と肛門との距離で行います。オスの生殖孔は円筒状で肛門との距離は長く、メスはスリット状で、距離は短いです。その違いは明確でないために鑑別が難しく、獣医さんでも間違います。

ウサギ幼体のオスの陰部

オスの円筒状の生殖孔

ウサギ幼体のオスの陰部

オスの陰部

 

 

 

 

 

 

ウサギ幼体のメスの陰部

メスのスリット状の陰部

ウサギ幼体のメスの陰部

メスの陰部

●オスは10~12 週齢で精巣は陰嚢に降りてきますが、鼠経輪が閉鎖しないため、明確ではありません(キーワード:鼠径輪)〔Donnelly 1997〕。
●成熟したオスは陰茎と陰嚢の存在で、メスはスリット状の外陰部で雌雄鑑別します。

ウサギのオスの陰嚢

オスの陰嚢

ウサギのメスの陰部

メスの陰部

●メスの特徴として、首の下には皮膚のたるみがあり、肉垂(Dewlap)と呼ばれています。中は脂肪です。
ウサギの肉垂  ウサギの肉垂
●発情したメスは陰部が赤く腫脹し、ロードシス(Lordosis)と呼ばれる尾を上げた姿勢がみられます。これは交尾を許容しているのです〔星ら 1996〕。
●交尾はオスがメスの背中に回ってペニスを挿入します。交尾時間は1~2分と超短時間で〔星ら 1996〕、交尾が成功すると、オスは後ろに飛び跳ねるように倒れるのが特徴です。

●発情したオスはマーキングのために縄ばり内に尿を飛ばしたり(スプレー:Spray)、人の足や物につかまり、腰を振り動かして射精します。
●妊娠末期には自ら乳腺の周囲の毛を抜いて巣材にします。
ウサギ巣箱  ウサギ営巣
●想像妊娠が起こることもあり、発情行動や営巣が頻繁にみられ、乳腺が腫って母乳が出てきます。
ウサギ偽妊娠
●新生子は赤子で生まれ、目も耳も閉じた状態です。2~3日齢で被毛が生え始め、目が開くのは12~13 日かかります。
ウサギ新生子  ウサギ幼体
●新生子は約20 日齢からは、巣から出て遊び始めます。4週齢からは少量ずつエサを自ら摂り始めますが、消化機能が完全に発達するのは6週齢以降で、完全な離乳は8週齢以降が理想です。
ウサギ幼体  ウサギ母子

表:繁殖知識

性成熟 オス:7-8ヵ月齢
メス:4-12 ヵ月齢(小型種 約4-5ヵ月齢、中型種 4-8ヵ月齢、大型種 約9-12 ヵ月齢)〔橋爪 1992〕
繁殖形式 周年繁殖
発情周期:12-14日〔星ら 1996〕
妊娠期間 30 -32 日〔星ら 1996〕
産子数 4-10(7.5)頭〔Donnelly 1997〕
離乳 約8週齢

 

4飼育

●実験動物では実験用ケージと実験動物要飼料という質素なスタイルで飼育されています。しかし、ペットでは様々なケージが販売され、ウサギにストレスがない、喜ぶような飼育環境を作ってあげましょう。
ウサギ実験動物用ケージ




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4‐1飼育頭数

●群れで生活していますが、一般的な飼育では、1頭飼育と多頭飼育でも大きな問題はないです。
●多頭飼育では、個体間の相性から喧嘩やストレスにもなり、番で飼育すると容易に繁殖することも考慮しましょう。オス同士の多頭飼育は喧嘩をしやすいため、メス同志での飼育が勧められています。多頭飼育でもケージを別にして飼えば、部屋の中での接触に注意すれば問題ありません。
ウサギ群れ

4‐2ケージ

●ウサギの飼育ケージはハッチ(Hutch)と呼ばれています。
ウサギケージ  ウサギケージ
●ケージの中に床敷を敷いて、餌容器や給水器などをレイアウトして設置してください。
●実験動物では様々なケージの広さが報告されていますが、近年、ケージ内の対角線あるいは横幅をいっぱいに使って、身体を伸ばすことのできる面積が理想的とされるストレッチファクターという考えが支持されています。これに基づき、体重ではなく体長を考慮したケージ選びも推奨されています〔Eveleigh 1988〕。
●本来活動的なウサギにとって、運動や飛び跳ねる行動を確保される環境が必要とされています(キーワード:環境エンリッチメント)。小屋に潜り込んだりする以外にも、ケージ内にスロープやロフトを設けて、ウサギが棚の上に跳ね上がったりして、運動量を増すような工夫もされています。実験動物でもケージの床面積や高さの指標以外にも、棚の大きさや設置する高さまで表示されています。しかし、このレイアウトは骨折をはじめとする怪我が起きやすい欠点がありますので、注意してください。
ウサギケージ  ウサギケージ
ウサギケージレイアウト  ウサギケージレイアウト

理想のケージは広くて、遊べる空間があることです

表:実験用ウサギのケージの大きさ〔(EUの実験動物保護指令)〕

体重 床面積 高さ 棚の大きさ 棚の高さ
3kg未満 3500 cm2 45cm 55×25cm 25cm
3~kg 4200 cm2 45cm 55×30cm 25cm
5kg以上 5400cm2 60cm 60×35cm 30cm

●高齢のウサギや足腰が弱いウサギでは、ロフトや棚などは不要です。事故が起きないように平面の空間のみ設けてください。トンネルや小屋などを地面に設置したり、ケージの外部に取り付けてあげると喜びます。
ウサギケージ  ウサギケージ
ウサギケージ  ウサギケージ

年とったウサギは安全な平面での遊び場でよいです

●ケージの床敷は牧草などを敷きますが(キーワード:床敷)、衛生的な管理を望むなら、金網、木製、樹脂製のすのこを使いますが、足底への損傷(潰瘍性足底皮膚炎)に注意しなければなりません。
ウサギ牧草床敷  ウサギフットレスト床敷
●制限された空間ではストレスが溜まるため、ケージ飼育の場合には大きなケージを提供したり、棚の設置をする以外に、部屋で放し飼いをする時間をもうけてください(キーワード:環境エンリッチメント)。

ウサギケージ

ウサギ部屋の放し飼い  ウサギ部屋の放し飼い
●ウサギはケージの隅などで排泄するため、トイレのしつけは時間をかければ、ある程度覚えます。
ウサギトイレ  ウサギトイレ

4‐3温度・湿度・照明

●基本的に暑さに弱く、寒さに強い動物です。気温が30.2℃以上になるとストレスを感じ〔Besch et al.1991〕、体温が40.5℃以上になると神経症状が起こり、熱射病や熱中病になります〔Gentz et al.1997〕。
●夏はケージを直射日光が当たる所やしめきった部屋に置くと、熱射病や熱中症になる可能性があります。部屋の温度を観察し、涼しい場所に置いてあげてください。
●ウサギは皮膚の汗腺が未発達で、犬のように舌をだして「ハアハア」とできない動物です。耳の血管からしか熱の放散ができません。特に長毛種は体温が高くなりやすいので注意してください。
●冬の寒い時は、保温器具で寒さを防ぐ工夫をし、夏は冷房や送風などで温度が上がりすぎないように注意してください (キーワー ド:温度・湿度)。
ウサギ金属ベッド  ウサギ集団防寒

ウサギは暑さに弱いので要注意

●夜行性の動物なので、日光浴をさせる必要はありません (キーワード:照明)。

5食事

●ウサギは草食動物で、牧草(キーワード:牧草)を中心に、ウサギ用ペレットや野菜(キーワード:野菜)などを与えてください。
ウサギエサ
●活動し始める夕方から夜の早い時間にかけて、エサを与えてください。
●牧草やペレットは常に餌容器に入れておき、しおれやすい野菜は時間を決めて新鮮なものを与えてください。果物やおやつなどはコミュニケーションの一環として、時々与える程度にとどめましょう。

牧草を食べ放題にしてください

●エサの内容に敏感ですので、急な変更で拒食を示すことがあります。エサを変更する場合は数日以上の時間をかけて行って下さい。

5-1ペレット

●ウサギ用ペレットの主な原材料も牧草です。牧草を粉にして、そのほかの食材や栄養素を配合して固められています。牧草だけでは接種できない、ウサギにとって大切な栄養素を摂ることができます。
●主食は牧草です。しかし、ペレットは牧草よりも好んで食べる上に、カロリーが高いという欠点があります。そのため、ペレットを食べ過ぎると、肥満になる恐れがあります。ペレットは与える量を調節しないと肥満になります。
ウサギ採食
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●ペレットの与える量は各メーカーによって、体重の3~4%の量を目安に1日に2~3回に分けて与えるように記載されていますが、実際の食事量は、少し難しい計算式を使って算出します。
●1日あたりのエネルギー要求量(DER)を求めて、牧草やペレットのそれぞれのカロリーを調べて、正確な与える量が計算できます。ペレットを与える量は、エキゾチックペットクリニックのホームページの動物情報-哺乳類-ウサギ目-ウサギ-基礎代謝量計算を見てください。ウサギの体重とペレットに記載してある代謝エネルギーの数値を打ち込めば、ペレットを与える量が自動的に算出されます。
ペレットの与える量を自動計算してくれるページはここ

●これはペレットのみしか与えない場合の量ですので、与えるペレットは計算した量の半分以下にします。あとは牧草を自由に食べさせて、少量の野菜を与えれば痩せるはずです。それでも痩せない場合は、さらに減らすことも検討しましょう。牧草は時間をかけて食べると満腹感も得られます。特に成体は肥満になりやすいので、おやつを与える場合は、牧草やペレットの量を減らしてください。

● 実験動物では、粗繊維16%、粗脂肪3%が必要量とされていますが〔大島 2001,Brooks1997〕、ペットのウサギでは肥満予防や消化管の蠕動を調節するために、粗繊維20%以上、粗脂肪2~3%が理想とされています。粗タンパクは16~20%が必要とされていますが〔Hove et al. 1975〕、タンパク質摂取はエサ以外にも、食糞による微生物由来の蛋白質が供給されます。
●ウサギはエサに含まれているカルシウム濃度が尿中のカルシウムの量に比例します。尿路結石を予防するためにも、エサの過剰のカルシウムは避けた方がよいとされています。正常な成長を保つためには、食餌中に最低でも0.22%のカルシウムが必要ですが〔Chapin et al. 1967〕、骨の石灰化を促すには0.44%〔Buss et al. 1984〕が必要です。現在の多くのペレットは0.9~1.6%であるものが多く、ペット用ウサギには0.6~1.0%のカルシウムが含まれたペレットが推奨されています〔Lowe 1988〕。

5-2水

●ウサギの飲水量は他の動物と比べて多いです〔Donnelly 1997〕。多飲によって軟便や下痢を起こすのであれば水分摂取を控えめにしてください。
●野菜を多給すると全く飲水しないこともあります。水を飲む量が不足すると、食べる量も減少し、尿路結石などの疾病が多発するので注意してください。
●給水器も壁掛け式の給水器とお皿で与える方法がありますが、多くが壁掛け式の給水器のボトルで飲みます。
ウサギ飲水

6ケア

●ケージの中に動物をいれてエサを与えるだけという単調な飼育は、成長や健康維持、繁殖のみならず、精神的的なストレスの原因になります。
●動物が持つ野生本来の行動を発現できるような環境作りのために、動物はそれぞれ生息地に適応した体の特徴や生態を考えてください(キーワード:環境エンリッチメント)。ウサギの場合、群れる、物を齧る、穴に潜る(小屋やトンネルの中を潜り込む)あるいは地面を掘るという行動は3大習性です。

「群れる」「穴に潜る」「齧る」がポイント

●ウサギは群れる動物で、群れの中で社会生活序列を営み、個体同士のコミュニケーションをとることを好みます。
●群れの中の序列を飼い主との間に形成することもあり、飼い主さんを上位の者とみなすと従順で、下位の者とみなすと攻撃的になります。また、精神的なつながりを飼育者との間に築くことがある愛情深い動物です。一頭飼育の場合は、よくウサギとコミュニケーションをとってください。

あなたはウサギよりも上?それとも下?

●好奇心旺盛で、周囲を探索したり、興奮して走り回って跳躍します。最低の運動量は一概に定まっていません。ケージの外に放すことで運動量を増やすなどの策もとられています。運動と同時にコミュニケーションをとる時間とするとよいでしょう。
●その他のケアとして、換毛期においてのブラッシングと爪切りなどを行ってあげましょう。

6-1運動・コミュニケーション

●ケージから出して部屋の中に放す時間を設けるとよいですが、部屋の中で何でも齧られてしまいます。家具や電気コードなども齧って破壊されますので、必ず目の届く範囲で放すようにしてください。
●屋外でのウサギの散歩(うさんぽと呼ばれています)は慣れていないと積極的にしませんので、無理にしなくてもよいです。

●穴を掘って潜る習性があるため、小屋やトンネルなどを大変好みます。その穴を通りぬけるような遊びを繰りかえします。
ウサギトンネル

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●玩具(おもちゃ)に興味を持つウサギも結構多いです。玩具はプラスチック製や金属製よりも、木や牧草で作られた物を好みます。牧草で編んだボールタイプの玩具などよいかもしれません。しかし、牧草で出来ている玩具類は噛じられてすぐに交換が必要になります。玩具は常においておくよりも、部屋の中で遊ぶ時だけとか短時間に与えないと飽きることがあります。
ウサギボール
●大きな箱やタライに木製のチップやシュレッターで細かくした紙片を大量にいれてあげると、その中で掘ったり、潜ったりもします。
ウサギ遊び  ウサギ遊び

ケージから出して遊べる時間を作っていますか?

●幼体から人に接触をしてないウサギは、触られること自体にも抵抗があり、馴れないウサギになりやすいです。
ウサギスキンシップ
●人に馴れたウサギは、ケージから出して欲しい、エサが欲しい時など、ケージを咬んで、要求のアピールをしてきます。ウサギに対してしつけは難しいですが、ケージから出して遊んだり、エサを与えるのを毎日決まった時間に行うとよいです。
退屈なウサギ

6-2齧り対策

●常生歯である前歯と奥歯は常に伸び続けるため、伸び過ぎないように齧る物を与えてください。特にウサギは、習性のために齧る動作が大好きです。プラスチックや金属製の製品でなく、齧り木や牧草で作られた玩具がよいです。特にケージの金網に取りつけられるような用品だと、ウサギは引っ張って齧りとることでストレス防止につながります。
  

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6-3換毛・ブラッシング

●ウサギの体臭は少なく、毛の管理は自らの毛づくろいに加えてブラッシングをしてあげるとよいでしょう。

●入浴やシャンプーの必要はありません。毛は細く密に生えているため、濡れるともつれを生じます。また、濡れた毛を乾燥させることも難しく、さらにウサギを入浴させることも過大なストレスになります。

6-4爪切り

●野生では爪を削る環境がありますが、飼育下では爪が伸びすぎることがあります。おとなしい性格であれば定期的に切ってあげましょう。

7参考文献

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■Besch EL,Brigmon RL.Laboratory Animal Science.41(1).p31-34.1991
■Brooks D.Nutrition and Gastrointestinal Physiology Rabbit.In Ferrets,Rabbits,and Rodents Clinical Medicine and Surgery.Hillyer EV,Quesenberry KE eds.p155-160.WB Saunders Company.Philadelphia.1977
■Buss SL,Bourdeau JE.Calcium balanace in laboratory rabbits.Miner Electrolyte Metab.10(2).p127-132.1984
■Donnelly TM.Disease problems of small rodents.In Ferrets,Rabbits,and Rodents:Clinical Medicine and Surgery.Hillyer EV,Quesenberry KQ.eds.WB Saunders.Philadelphia.p307-327.1997
■Chapin RE.Smith SE.The calcium requirement of growing rabbits.Journal of Animal Science26.67-71.1967
■Cheeke PR.Nutrition and nutritional disease.In The Biology of the Laboratory Rabbit 2nd ed.Mannig PJ,Ringer DH,Newcomer CE eds.Academic Press.San Diego.US.p321-333.1994
■Eveleigh JR.The Development of Rabbit,Guinea Pig and Mouse Cages.Animal Technology.38(2).p107-116.1988
■Gentz EJ,Carpenter JW.Neurologic and Musculoskeletal Disease Rabbit.In Ferrets,Rabbits,and Rodents Clinical Medicine and Surgery.Hillyer EV,Quesenberry KE.eds.WB Saunders. Philadelphia.p220-226.1997
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■Hoyt RF Jr.Abdominal surgery of pet rabbits.In Current Techniques in Small Animal. Surgery.4th ed.Bojrab MJ.eds.William &Wilkins.Philadelphia.p777-790.1998
■Lowe JA.Pet rabbit feeding and nutrition.In The Nutrition of the Rabbit.de Blas C,Wiseman J eds.CABI Publishing.1988
■Norris SA,Pettifor JM,Gray DA,Buffenstein R.Calcium Metabolism and bone mass in female rabbits during skeletal maturation:Effects of dietary calcium intake.Bone 29(1).p62-69.2001
■DIRECTIVE 2010/63/EU OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 22 September 2010 on the protection of animals used for scientific purposes(科学的な目的のために使用される動物の保護に関する2010年9月22日の欧州議会及び理事会指令2010/63/EU(抄) (EUの実験動物保護指令)
■大島浩二.ウサギ. 動物の栄養.唐澤豊編.p160-166.文永堂.東京.2001
■橋爪一善.哺乳動物の生殖行動と繁殖管理.実験動物.哺乳動物の生殖行動.正木淳二編.川島書店.東京.1992
■星修三,山内亮.家畜臨床繁殖学 (改訂新版).朝倉書店.東京.1990
■平川浩文.ウサギ類の糞食.哺乳類科学34.p109-122.1995