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ペレット(ウサギ.モルモット.チンチラ.デグー)

選ぶコツ

●ペレットは時代とともに、各メーカーの企業努力により、研究・開発がなされ、栄養のバランスがよくなり、サプリメント配合の商品も数多くみられるようになりました。しかし、飼い主さんにとっては、ペレットの選択に戸惑うことが多いでしょう。

ペレット ペレット

●ペレットの選ぶポイントは、「ペレットの硬さ」、「成分」、「保存性」の3項目をチェックしてください。

硬さ・成分・保存性が3大ポイント

1硬さ

●ペレットの粒の硬さによりハードタイプとソフトタイプの2つに分けられます。それぞれが製造方法が異なります。近年は、ハードタイプとソフトタイプの中間に位置するブルームタイプというのもあります。
●ハードタイプとソフトタイプのどちらがよいのかは、動物の嗜好性と歯の状態で異なります。

ペレットはハード派?ソフト派?

●いずれのタイプにしても、歯の伸びすぎを一番に予防できるのは牧草です。ウサギ、モルモット、チンチラ、デグーでは、牧草を主食にしてください。

ハードタイプ

●ハードタイプは粉末の原料を圧縮して固めたもので、齧る動物にとっては歯の伸びすぎを防ぎます。
●実験動物用のペレットはハードタイプがほとんどです。

ペレットハードタイプ

●高齢の動物や歯の弱い動物では、ハードタイプのペレットは、歯へ負担がかかる欠点があり、また歯にトラブルを抱えていると、食べれないです。
●ハードタイプはソフトタイプよりも熱をかけ過ぎずに加工するため、含まれているビタミンの変性が少ないです。

ハードタイプの定番はオックスボウとフィードワン⇩⇩⇩

ウサギ
 

モルモット

 

ソフトタイプ

●ソフトタイプは原料に熱をかけて発泡させたものです。原料に熱をかけることでビタミンが変性します。
●ソフトタイプはハードタイプよりも柔らかいですが、動物がペレットを歯で砕いて、配合されている繊維質がボロボロと崩れ、それらを奥歯でよく擦りあわせて食べるような感じが理想です。つまり、柔らかくても、配合されている繊維質が多いことが選ぶポイントになります。
ペレットソフトタイプ  ペレットソフトタイプ

2成分

2-1繊維質とグルテン

●草食動物用ペレットは牧草の粉(ミール)を固めたもので、チモシーあるいはアルファルファミールが使用されています。
●幼体用あるいはグロースと呼ばれるペレットの多くは、アルファルファミールを主原料にしているため、カロリーも高く、繊維質はやや低めになっています。
●成体用あるいはメンテナンスと呼ばれるペレットはチモシーを主原料としているため、カロリーも低く、繊維質は多く含まれています。
●具体的な繊維質は、パッケージの保証成分粗繊維の値に注目してください。この数値がペレットの繊維質の量を示しています。繊維質が少ないペレットでは消化管のうっ滞や腸炎が多くみられます。
●尿結石に注意が必要な動物には、カルシウムの含有が高いアルファルファミールを主原料にしたペレットを与えるのは避けて下さい。
●ペレットの繊維質は主に牧草ミールを使用しています。ペレットは製造過程で、牧草ミールを固めるためにつなぎが必要になります。

今まではペレットのつなぎに小麦粉を使うのが普通でした

●ペレットのつなぎは一般的に小麦粉を使用しますが、小麦粉は有害なものではないのですが、肥満になりやすいこと、そして小麦に含まれているグルテンというタンパク質(ねっとりとした成分)は、毛球症や胃のうっ滞、下痢が起きやすくなります。その問題を解決したのが、最近流行りのグルテンが少ないグルテンフリーペレットです。

グルテンフリー

グルテンフリー派ならばイースター!!!(動物病院専用ペレットです)⇩⇩⇩

Drツルの一押し

    

2-2副産物

●主原料以外に配合されているのが副産物と呼ばれ、大豆(脱脂大豆、皮、カス、きな粉等)、トウモロコシ(ホミニーフィード)、米(米ぬか)、落花生、ふすまなどを配合することで、繊維質の数値を高くしているペレットもあります。大豆皮は繊維質としての消化を促す効果は低く、牧草と比べて栄養価は劣ります。
●牧草に近いペレットを理想とするならば、繊維質は主原料である牧草ミールが多くあるべきです。悪くはないのですが、大豆カスやふすまななどの副産物で、繊維質をかさ増しすることもできるのです。

総繊維質を優先したいならばバージェス⇩⇩⇩

 

2-3糖質

●糖蜜、パイナップル、リンゴなどの甘い成分は避けたい材料ですが、こられの成分が入っていることで、嗜好性が高くなります。しかし、虫歯、肥満、糖尿病などの原因になります。
●チンチラには虫歯が、デグーには糖尿病がよく起こります。エサならびにペレットの糖質は可能であれば避けたいです。

甘い成分が配合されていないかチェックしてください!

2-4サプリメント

●最近のペレットには様々なサプリメントが配合されています。飼い主の動物に対する健康志向が高まってきているのでしょう。
●軟便や下痢、毛球症や消化管うっ滞、腫瘍、皮膚や被毛、関節疾患、尿結石などに配慮した商品が多く、サプリメントを毎日与えるよりも、ペレットに含まれているほうが、与える必要がないので楽です。
●モルモットではエサにビタミンCが含まれていることが必要です。しかし、ビタミンCは劣化しやすい特徴があり、長期の保存でも劣化しないビタミンCが配合されているかが重要なのです。

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3保存性

●ペレットの長期保存は、腐敗したり、酸化する恐れがあります。日光・紫外線・赤外線・高温、そして空気中の酸素と反応して劣化し、成分が変化して、ビタミン・ミネラルが分解します。もちろん、嗜好性もわるくなり、食べなくなる可能性がもあります。

しっかり管理してくださいね

●光を通さないアルミパッケージ、または脱酸素剤を入れたり、あるいは小袋にしたり、様々な工夫がされています。ペレットの成分だけでなく、保存を考えているかも、チェックしてみてください。
●賞味期限も確認してください。

ペレット開封

4まとめ

●動物にも食の好みがあります。ここで書かれていることが絶対とはいえまえん。動物の年齢、不正咬合や尿結石などの持病も考えて、それぞれの動物に適したペレットを選んであげましょう。
●動物にも選ぶ権利と食を楽しみ権利があります。