1. TOP
  2. 鼠経輪(哺乳類)

鼠経輪(哺乳類)

概要

●精巣は生まれた時には、お腹の中にあることが多く、生後1ヵ月〜数か月で体の外に降りて、陰嚢と呼ばれる袋におさまります(精巣下降)。なお、人は生まれた時には陰嚢に降りています。精巣はお腹の中から鼠径輪(そけいりん)と呼ばれる輪を通って陰嚢へ下降し、その後、鼠経輪は自然に閉鎖します。

●げっ歯目やウサギは、発育後も鼠径輪が閉鎖しないため、精巣は体の中と陰嚢を自由に移動します。したがって、陰嚢が大きくなったり、小さくなったりするため、雌雄の鑑別に悩むことがあります。なお、マウスの精巣の下降は21~25日齢、ラットは約30日齢で、ウサギでは約16週齢です〔田嶋1991〕。

参考文献

■田嶋嘉雄.実験動物学.朝倉書店.東京.1991