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アオダイショウの知らないといけない知識

 2018/11/20 ヘビ この記事は約 5 分で読めます。
アオダイショウ

日本代表のポピュラーなペットヘビ

●日本固有種種で、体色が青色を帯びており、体が大きいことからアオダイショウ(青大将)と呼ばれています。

青いガキ大将!

1分類

分類:有鱗目ナミヘビ科ナメラ属
学名:Elaphe climacophora
英名:Japanese rat snake
別名:青大将

2分布

日本(北海道、本州、四国、九州)

アオダイショウ分布地図

3生態

環境:平地から山地にかけての森林、農地など、その生息域は多岐に渡ります。
活動
・半樹上生のヘビで、エサであるネズミの生息環境に対応し、人家周辺でよくみられるため、アオダイショウは人とともに暮らすヘビといわれています。
・昼行性で、活動する時間帯が一般的な人間の活動時間帯と重なることが多く、人を恐れることがありません。
・夜は岩の隙間や地面に空いた穴の中などで休んでいます。
・分布域北部に生息する個体は、冬眠して越冬します。
食性:動物食で、小型哺乳類、鳥類やその卵、小型の爬虫類や両生類などを食べています。どちらかというと爬虫類や両生類よりは、哺乳類や鳥類を好みます。
寿命:10~15年

4身体

全長100~200㎝
(全長の平均はオスが大きいですが、しかし、大型の個体はメスのほうが多いです〔富田2007〕)

5特徴

5‐1性質

●一般的に温和な性格で、咬みつくことは少ないです。
アオダイショウ

5‐2身体特徴

●日本本土では最大のヘビで(南西諸島のサキシマスジオ、シュウダ、ハブに次ぐ大きさ)なので、青大将の大将の由来になったともいわれています。
アオダイショウ
●体色は淡黄褐色~暗灰褐色で、背中は青色を帯びていますが、個体差が大きく、地域により、オリーブ色や灰色などをしています。腹板は白色を帯びています。
アオダイショウ

綺麗な青色しています


●頭部は角張ってやや平べったいです〔小林2004〕。目の後ろに黒い縞筋が入ります。
 アオダイショウ
●体列鱗数は23列もしくは25列、腹板は221~245枚です〔富田2007〕。
●背中に4本の不明瞭な黒褐色の縦縞が入りますが、縦縞が不明瞭であったり、ないこともあります。
●幼体には、はしご状の横縞模様(銭形紋とも呼ばれる円形が連続した模様ともいわれています)があり、マムシと間違いやすいです。毒ヘビのマムシと似た模様をすることで天敵からの補食から逃れているのかもしれません。

アオダイショウ

幼ヘビはマムシとソックリ

●瞳孔は円形で黒目をしています。
アオダイショウ目
●腹板の両端に小さいキールがあるため、このキールを引っ掻けて木の枝や幹、時には壁面を登ることができます〔小林2004〕。
●木に上るときは、体を木に巻きつけて上って行くのではなく、腹板のキールを引っかけて登るため、アオダイショウは木や壁を真っすぐ上に登ることができ、鳥のヒナや卵を狙って、巣を襲うことが得意です。

アオダイショウは木に登れます

●背骨の下に鎌状の突起がみられ、飲み込んだ卵の殻を割るのに使用され、その後殻だけ吐き出すこともできます。
●威嚇の際には、尾を辺りに打ち付けて、独特の青臭いニオイを放ちます。

怒ると生臭い悪臭をはなちます!

6品種

●地域によって色が異なりこともあり、青色、緑色、オリーブ色、黄色、灰色と様々です(地域変異)。しかし、年とともに黒化する傾向にあります
●地域変異として有名なのが、山口県岩国市周辺にいるアルビノが多く生息し、岩国の白蛇と呼ばれています。見た目も神々しいために信仰の対象とされ、この地域の白蛇の個体群は、1924年に国の天然記念物に指定されています。

岩国の白蛇もアオダイショウ!

繁殖(CB)個体では、ノーマル系以外にアルビノ、ストライプ、パターンレスなどが流通しています。北海道地域群は青色が強く帯びているカラーなため、貴重な品種とされています。
●アルビノコーンスネークとアオダイショウのハイブリッド個体同士も作られています。

バターレス

●背中の縦縞が消えて、均一な色をしています。オリーブ色をしている個体です。
アオダイショウパターンレス アオダイショウパターンレス

エゾブルー

●北海道個体群は、エゾ(蝦夷)ブルー、エゾ(蝦夷)グリーン、クナシリ(国後)ブルー、などと呼ばれ、青色が強く入った美しい色をしています。しかし、青色の程度は個体差はあり、青色や緑色と幅が広いです。
アオダイショウ

蝦夷ブルー、超かっこいいっす!

7雄雌鑑別・繁殖

●雌雄鑑別はコーンスネークとほぼ同じです。
●発情期は5~6月の春から夏にかけてです。冬眠から覚めると交尾をする習性があります。
●繁殖は簡単で、オスとメスを同じケージに一緒に飼育していれば、繁殖させることができますが、アオダイショウはコーンスネークなどと比べると繁殖するのが難しいです。
●繁殖能率をあげるために、発情前にク―リングという方法をとることもあります。
表:繁殖知識〔小林2004〕

性成熟 3‐4年
繁殖形式 卵生
発情 季節繁殖
発情期:5-6月,産卵期:7-8月
産卵数 4-17個/回、1回/年
性決定 遺伝的性決定

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参考文献

■小林章.日本のヘビを楽しむ 第2回 ヒバカリ (Amphiesma vibakari vibakari).クリーパー23.クリーパー社.東京.p24-28.2004
富田京一.山渓ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ.山と渓谷社.p154-159.2007pp. 154 – 159.2007

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