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コーンスネークの知らないといけない知識

 2018/11/16 ヘビ この記事は約 8 分で読めます。
コーンスネーク目

ペットヘビの人気ナンバー1!

●コーンスネークはペットのヘビの中で最も人気のある種類で、アメリカ東南部ににいる種類です。
●エサとなるげっ歯類を探しにトウモロコシ畑に現われる、そしてお腹の模様がトウモロコシの粒に似ていることから、コーンスネーク(Corn snake)と呼ばれています。お腹の模様はチェッカー模様といいます。
コーンスネーク腹板  トウモロコシ

トウモロコシ模様!コーンスネーク

●コーンスネークには、コーンスネーク(Elaphe guttata)、プレーンズコーンスネーク(E.emoryi)、ルイジアナコーンスネーク(E.slowinskii)の3種類が知られていますが、ペットとして流通しているのは主にコーンスネークです。

1分類・生態

1-1分類

分類:有鱗目ナミヘビ科ナメラ属
学名:Elaphe guttata(Pantherophis guttatus)
英名:Corn snake,Red rat snake
別名:アカダイショウ、レッドラットスネーク

1-2分布

アメリカ大陸中部および東部

コーンスネーク分布地図

1-3生態

環境:森林を好みますが、草原や農地など、その生息域は多岐に渡ります。
活動
・半樹上性のヘビで、地表性が強く、さらに木登りも得意です。
・夜行性あるいは半夜行性で、主に薄明時や夜間に活動します。
・日中は地面に開いた穴や倒木の下、側溝などで休んでいます。
・生息地域の北部では、冬になると冬眠して越冬します。
食性:動物食で、小型哺乳類、鳥類やその卵、小型の爬虫類や両生類などを食べています。
寿命:10~20 年

1-4身体

全長70~120㎝(最大全長183cm)

2特徴

2‐1性質

●一般的に温和な性格で、咬みつくことは少なく、ハンドリングも容易にできます。
性格がよい咬まないヘビ!

2‐2身体特徴

●冬は冬眠して越冬しますが、保温して飼育すると冬眠しません。
●基本手な体色は赤色~オレンジ色で、アカダイショウとも呼ばれる。基本的な体色ならびに模様(ノーマル)は、コーンスネークの基本の色素である赤色、黒色、黄色の3色を持ち、一般的には赤褐色、茶褐色、灰褐色などの地色に、黒色で縁取られた赤色やオレンジ色の多数の鞍型の斑紋(ブロッチ:Bloth)が入ります。
●ノーマルは全体的に赤色系をしているため、レッドコーンスネークとも呼ばれています。ノーマルはレッドとも呼ばれ、現在は品種改良が進み、CB個体のノーマルは明るい色合いのものが多いです。
コーンスネークノーマル  コーンスネークノーマル  コーンスネークノーマル

●お腹は白色で、黒褐色の角張った斑紋は不規則に入り、チェッカー模様になります。
●虹彩は円形で、目は黒目です。
コーンスネーク目

最近ノーマル見かけません

●体鱗列数は25~29、腹板数は194~245、尾下板数は47~84です〔鳥羽 2001〕。

3品種

●現在流通しているコーンスネークは野生(WC)個体ではなく、アメリカを中心とした国外で品種改良した繁殖(CB)個体がほとんどです。色彩や模様が多数存在し、それらの組み合わせが複雑で、さらに特別な色をした地域個体群もみられ、多くの品種が流通しています。

コーンスネーク

体色・模様による品種

アルビノ

アルビノは黒色色素が欠損しているため、ブロッチの黒色の縁取りが白く抜けています。アルビノの色彩は個体差が大きいのも特徴です。赤色かきれいに出ているので、レッドコーンとも呼ばれいます。目も赤目です。
コーンスネークアルビノ

アルビノ・レッド

アルビノの赤色が強く出ているものをアルビノ・レッドと呼ばれています。
アルビノモトレー

アルビノ・モトレー

モトレーとは模様変異で、背中のブロッチ同士が繋がり、円形~楕円形に並び、横腹はストライプ模様になります。お腹にはチェッカー模様を欠くパターン(プレーンベリー)です。
コーンスネークアルビノモトレー アルビノモトレー

ハイポアルビノ(流通名:ハイビノ)
ハイポブラットレッド

ハイポ・ブラッドレッド

黒色色素が減退し、ブロッチの縁取りが減小あるいは無いです。アルビノと異なり、黒目かルビー目をしています。ノーマルのブラッドレッドはパターンレスで真紅になります。

赤がまぶしい!レッドコーン

ブラック・コーン

赤色色素が欠乏しているものをアネリスリスティックと呼び (流通名:アネリ/ブラック・アルビノ) 、モノトーンの色合いになっています。地色は灰褐色で、黒色で縁取られた黒色や茶褐色のブロッチが入ります。しかし、黄色素は残っているため、成長と伴い頸にかけて黄色が入ります。
ブラック・コーン ブラックコーン

しぶい!ブラックコーン

スノー

アルビノとアネリスリスティックを交配した黒色と赤色素が欠乏しているものをスノー(流通名:スノー・コーン)と呼びます。赤色と黒色素を欠くために白色になりますが、成長に伴い黄色が発色することが多いです。目は赤目をしています。
スノー スノー

高級感ただよう白色のスノーコーン!

ラベンダー

黒色素欠乏あるいは減退し、薄紫色をしているものをラベンダーと呼びます。白色に藤紫色を帯びた体色とルビー色の目が美しいです。
ラベンダー

オパール

ラベンダーの黒色色素が欠乏した色で、透明感のあるピンク色になり、赤目をしています。
オパール オパール

ゴースト

●ハイポメラニスティックとアネリスリスティックを交配した黒色色素が減退ならびに赤色色素が欠乏したものをゴーストと呼びます。

バター

黒色ならびに赤色素欠乏の黄色の色彩をキャラメルと呼びます。バターとはキャラメルのアルビノで、全身が黄色を帯びています。黄色みが強いものから黄褐色のものまであります。

地域個体による品種

●ノーマルは基本原産地からカルフォルニアとも呼ばれ、他の地域変異のカラーバリエーションとして、マイアミ、オケッティ、キーズコーン、キサッチ、エモリーラットなどが知られています。さらに、アボット氏などのブリーダーの名前が付くこともあります。

マイアミ(マイアミフェイズ)

マイアミにいる個体群は灰色に赤色のブロッチが入ります。
マイアミフェイズ

クリムゾン

マイアミの黒色色素減退をクリムゾンと呼び、アルビノと似ていますが、目は黒目をしています。
クレムゾン

アポットオケッティー

ブリーダーのアポット氏が育成したオケッティーにいる地域個体で、オレンジ色をしています。
アポットオケッティ

カーキ

キャラメル系のサウスカロライナ州の個体群はカーキと呼ばれています。
カーキ

7雌雄鑑別・繁殖

7-1雄雌鑑別

●成熟したオスは相対的に尾が長く、総排泄孔から後ろに向かって徐々に細くなり、メスは尾が短く、総排泄孔の後で急に細くなる。しかし、身体的な相違は不明瞭であることが多く、ヘビの雌雄鑑別は、ポッピング(Popping)とプロービング(Probing)の二つの方法が行われています。
●ポッピングは、ヘミペニスが収納されているクロアカサックの領域を、尾の先から総排泄孔に向けて指で力をかけて、総排泄孔からヘミペニスを出して、雌雄を判断します。

ヘビヘヘミペニス
●プロービングはクロアカサックの深さをプローブで測定する方法で、オスはヘミペニスがクロアカサックに収納されているため、総排泄孔からプローブが深く挿入できます。セックスプローブはステンレス製でプローブの先端は丸くなっており、先端に潤滑油を塗布して静かに回転させながら総排泄孔から尾の先に向けてゆっくりと差し込みます。このプローブをセックスプローブ(Sex prob)と呼びます。オスは、プローブが抵抗なく深く挿入できるが、メスには総排泄孔から数cmの所でプローブの挿入が止まります。プローブが何cm入ればオス、またはメスであるかは、ヘビの種類によっても異なりますが、おおよそ総排泄孔から後ろの鱗で数えると、オスだと5~9枚目近くまで、メスだと2~3枚目程度です。ただし、ヘビが抵抗してプローブを適切に挿入できないこともあり、挿入時に力を入れすぎて突き刺してしまうこともあるので注意してください。

7-2繁殖

●発情期は4~6月の春から夏にかけてです。冬眠から覚めると交尾をする習性があります。
●繁殖は簡単で、オスとメスを同じケージに一緒に飼育していれば、繁殖させることができます。
●繁殖能率をあげるために、発情前にク―リングという方法をとることもあります。
表:繁殖知識〔小林2001〕

性成熟 約2年
繁殖形式 卵生
発情 季節繁殖
発情期:4-6月産卵期6-7月
産卵数 10-20個/回

1回/年

性決定 遺伝的性決定

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参考文献
■小林章.ヘビを楽しむ,コーンスネークの繁殖.クリーパー8.p52-55.クリーパー社.東京.2001
■富田京一.山渓ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ.山と渓谷社.p154-159.2007pp. 154 – 159.2007
■鳥羽 道久.コーンスネークの分類.クリーパー8.p46-51.クリーパー社.東京.2001

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